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夢日記をつけている。気が狂うからやめた方が良いといわれているが、何とか気も狂わずに2年間続けている。
いつか何かの折に発表したいと思っている。
「夢」を後から思い出すと、随分変だ。
現実では起こりそうなことが起こるのはまあ良いとしても、
それを見ている自分がその出来事を妙に「そういうもんか」と納得しているのが面白い。
「買物する時には客は売り子に財布の中身を見せなくてはならない」という設定の夢では、
理不尽さや不便さを感じていても、その設定に従っているのである。
東京ガールの公演を観ていると、夢見時の「あの感じ」を思い出させる。

「東京ガールプロデュース企画 キリンの鼻、ゾウの首」は大阪芸大出身の劇団、東京ガールによる短編コント公演である。
去年9月10月とステージプラスで行われ、面白く鑑賞した。今年も9〜11月に月1回3本やる予定である。
今回は計6本のオムニバス。

 嵋問者」
郊外の一軒家に謎の女が訪ねて来て起こる狂気の一夜。前回観た時とキャストを変えてきた。

◆峪爐鵑犬磴辰拭
幕開けと共に死体。死体のそばにいる男を通行人が目撃する。

「好きです」
二人の女から告白される男。

ぁ岼きこもり」
教師と母親がスウィートコーンの缶詰の中に引きこもっている息子をなんとか外に出させようとする。

ァ峪狢糧◆
ホームセンターで人が入れるサイズの箱を買おうとする女。

Α屬海瞭察
火事で家を燃やしてしまった夫婦が慌てて持ち出したものは。。

―鼎は辰鬟肇奪廚忙ってくるのは全体のバランス崩したかも。
きイ面白かった。最後の余韻良かった。

この芝居、役柄、設定が変なんやけど、役者は一片も「変だ」と意識してはいけない。
意識したら全て台無しになってしまう。結構難しい役作りかも。

PAM 1stALBUM「Hello,WORK」

カテゴリ : 
レビュー » 演劇
執筆 : 
イチロウ 2016-10-9 2:36
PAMは神戸大学はちの巣座が母体となって結成された劇団。
同劇団が2012年12月にステージプラスで公演した「ピラカタノート」はこの年のベストといってもよいぐらいの素晴らしい出来だった。
今回総合演出担当のピア忠はその公演の演出を担当していた。

本公演はタイトルを「1st ALBUM」と銘打っているように
短編1、中編1、長編1のオムニバス。全て既成台本。オープニングにはゴスペルライブがあって
各編の合間には割と長めの休憩(飲食オッケー)が挟まれていた。
能の公演を意識して、一日かけてゆったりと観てもらいたいという主催の言葉。

 崔頬桓圓竜磴ぬるところ」60分 ほぼ2人芝居

ニットキャップシアター主催ごまのはえ氏脚本。
エレベーター事故で閉じ込められた二人の男。
一人はニート、一人は勤め人。
救助が来る間、二人はなんとなく身の上話をしていく。
ラスト鮮やか。

◆峩砲瓩謄ンダム」20分 3人芝居

「くじら企画」の大竹野正典氏が劇団ガンダムの公演用に「機動戦士ガンダム」を一切見ずして書き上げたいう伝説の戯曲。
アムロとセイラが一年戦争終了後、玉造の6畳間で同棲している。アムロは日がな一日部屋に籠って機械いじりをしている。
そこにセイラの兄シャアがやってくる。
全編関西弁。
オリジナルとのギャップが最高におかしい。
姉さん女房セイラ役の三村るなが可愛かった。

「侍」80分 1人芝居

阿佐ヶ谷スパイダースの長塚圭史氏が父京三氏にあててに書き下ろした一人芝居。
パリに単身赴任中の父親A、人身事故を起こしてパリに逃亡中のチャラい若者B。
二人は飛行機の中である事件に巻き込まれるのだが。。
タイプが違う二つの役柄。名優長塚京三氏にあてて書かれた脚本、若い役者には少々荷が重かったかに思えた。

3作全てに出ずっぱりの練間沙、計80分の2作品+80分の一人芝居。
しかも3作品ともがっつりと動き回る作品。
 
甲子園全試合を一人で投げぬいたたというか、フルマラソンを完走したというか。。
まずは「お疲れ様です」

どの演目も悪くなかった。
でも、やはり、1本に集中して作品の精度を上げるというやり方の方が良かったんじゃないかと私は思うわけです。
どストレートなラブコメ作品(ラブ要素2、コメディ要素8の配分)なんで、あれこれ言ってもしゃあないんやけど。
面白かった。笑えた。

母と二人暮らしのニートが主人公。
ある日、携帯サイトで自分の家の近所でマラソンしてるオフ会を見つけて、
何となく参加するところから物語は始まる。
そこで出会ったハンドルネーム「ナンシー」という女の子や仲間との出会いを通して
文句ばっかり言ってたニートが、段々逞しくなっていくというのが大筋。
サブタイトルにもある「男は顔ではない。男は顔つきだ」を実践するかのように。

大阪の実在の地域(港区八幡屋公園近辺)が舞台だったり、
登場人物の名前全てがダイエーホークス関係だったりと妙なこだわりにニヤリ。

脇役の男優3人がめっちゃ面白かった。
前説の女二人漫才も◎。

井料明里Presents「無知との遭遇」

カテゴリ : 
レビュー » 演劇
執筆 : 
イチロウ 2016-7-29 17:16
「無知との遭遇」は主宰の井料明里と
東京で「藤一色」という劇団を主宰する加藤広祐とによるユニット。
今回は3つの短編からなるオムニバス公演。

「劇場」
副主宰である加藤広祐の脚本。
公演ではお馴染みの「本日はご来場いただいて‥ 携帯電話や‥ 」等々の前説がそのまま短編の出だしになるというメタ芝居。
劇団主宰が小屋管理の女性に一目ぼれをする、恋の結末は‥。
演劇愛に満ちた作品。うまい出だし。掴みオッケー。

「おじさんスカウト」
リストラされて公演に佇むサラリーマン(加藤)と少年(井料)の交流。
ハートフルなオリジナル脚本。
少年役の井料が可愛い。

「いまさら、キスシーン」
柿食う客主宰の中屋敷法仁による脚本。2008年に初演。
パワーマイム風一人芝居。

16ページにわたる早口の独白。
秀才、スポーツ万能、容姿端麗の女子高生「三御堂島(みみどうしま)ひより」の高校3年間。
井料は疾走感たっぷりに演じていた。
早朝の路上でのほろ苦いラスト。
30分間、井料明里の熱量に圧倒されっぱなしだった。

劇団第一主義「虫のなんたるか」

カテゴリ : 
レビュー » 演劇
執筆 : 
イチロウ 2016-7-21 1:48
2016年7月4日月曜日、劇団第一主義ステージプラスに小屋入り。
ウチはだいたい金土日の3日間の公演が多いのだが、
今回の第一主義は一週間の小屋入り期間で計7ステージという「攻め」の興行。

それまでのじとじと雨が嘘のように連日真夏日が続いた。
座組は20人超えの大所帯。休憩中のカウンターはいつも人で溢れかえっている。暑苦しい。
そろそろ蝉が鳴き始める時期。
夏。夏は虫の季節でもある。

今回の「虫のなんたるか」はオリゴ党主宰岩橋貞典氏が2006年に書いたもの。
総勢11人の登場人物が出てくるが、彼らの苗字はみな変わってる。
甕覗(かめのぞき)、呉須(ごす)、海松(みる)。適当なような、意味ありげなような。

地方にある、その地域を牛耳る地主が所有する鍾乳洞が舞台。
そこに昆虫を研究する大学生チームが現地調査に訪れるところから物語は始まる。
どうも新種の昆虫が棲息しているらしい。
閉鎖された鍾乳洞を舞台に、時間と人物が入れ替わり立ち代わり揺れ動きながら、
ジグソーパズルをはめ込んでいくかのように話は進んでいく。

登場人物はほぼ均等な出番。軸となる主人公は不在。感情移入も拒絶してるかのよう。
時間軸、視点軸が何か不安定。
“不変”で“普遍”な「虫」が人間を観察しているかのような独特な時間感覚、空間感覚。
閉鎖された空間でのどろどろとした人間模様が繰り広げられる。
美しくない恋愛、見栄、欲、無責任さ。

観終わってすぐはピンと来なかったのだが、あとでジワジワ〜と来る系の作品だと思う。
楽しくも濃ゆい初夏の七日間だった。

今年2月に上演された劇団ホウコウセイ「澱み」とキャスト、スタッフがけっこう被っていて、
前回と同様平均年齢はかなり低そうだった。

高校の同級生男2、女2の仲良し4人組が久しぶりに最寄りの喫茶店に集まって、各々夢を語り合う。
寿司職人に弟子入りする者、親の病院を継ぐべく医学部に入学する者、東京で舞台俳優を目指す者。
一人、バーテンダーになる夢を諦め信用金庫の事務員になろうとする少女がいる。
女優志願の少女と平凡なOLになろうとする少女を対立軸にして、夢を持つことの大切さが描かれる。

舞台はどこにでもありそうな喫茶店限定で、椅子に座っての会話シーンが大半を占める。
一本調子で観ててしんどかった。
回想シーンを挿入するとか、店のBGMが流れてるとか、ちょっとした演出があると大分観やすくなったんじゃないかな。


自分たちの世代 背丈に合わせた題材の選択には好感が持てた。
夢はゆっくり見つけたら良い。焦る必要はない。
コーヒーにわざと砂糖を入れて飲む。それこそが大人の余裕ってもんだ。
オリジナル脚本3本のオムニバス公演。ギャグ中心。
特に期待せずに観たが、なかなか面白かった。笑いもとれていた。
3本通じて主要な役を演じた主宰の那須翼が良かった。
端正な顔立ちで無表情。バカバカしいパフォーマンスを大真面目にやるところ等、
壱劇屋主宰の大熊氏を彷彿とさせた。

「家庭防衛軍」
鬼嫁から虐待されてるサラリーマンが同じ身の上の者が集まる家庭防衛軍に参加するのだが。。
ヘルメットにスーツ ふんどし姿の男たちが眩しかった。

「本音と建前」
大金持ちのお嬢様のお見合い騒動。
ヒロイン役坪井智美のはじけっぷりが楽しい。

「サンタの裏事情」
クリスマスに子どもたちへプレゼントの発注業務に追われるサンタ一行。
素直な良い脚本。うまく纏められていて高校演劇なんかで使えそう。テンポも良い。
笑いあり泣きありの良い話なのに本公演が梅雨。
クリスマス前にやったらもっと盛り上がったと思う。
ダメサンタ役森廣晃平の演技がキュート。

クレナイヌ「朝に死す」

カテゴリ : 
レビュー » 演劇
執筆 : 
イチロウ 2016-6-5 2:26
チラシに使われた写真が抜群だった。
街角に佇むいわくありげな男と女、仄かに香るエロス。

オープニング。
大音響でキングクリムゾン「太陽と旋律」が流れる中、
プロジェクターで昭和の大事件の写真がコラージュされる。小気味よい出だし。

舞台には一面に新聞紙がぶちまけられている。
ヤクザ組織を裏切り追われている男、同棲してる男から暴力を振るわれてる女。
女は彼目がけて放たれた流れ弾にたまたま当たって、足を負傷した。
見知らぬ男女が出会うが、二人の会話は一向にかみ合わない。

主演男優、仲野元貴は70年代の松田優作や水谷豊を思い出させるギラギラな獣のような男を演じた。
女優羽田兎桃は かつて漫画家石井隆が描いた名美を彷彿させるひたすら堕ちていく女を演じた。
救いようのない物語。今の時代にはない貧しさ 愚かさ 汗臭さ。

もともとの戯曲は、劇作家清水邦夫が1958年早大在学中に執筆したもの。
二人の両親さえ生まれていないであろう時代に書かれたものだ。

演出は打上時、「この物語を現代に蘇らせようと試みた」と言ってたが、
私は「過去の物語をそのまま高い精度で再現した」ように見えた。

入口カウンターには、 チラシの写真を撮った同一のカメラマンによる「二人の幸せそうな写真」が陳列されていた。
救いようのない物語の「ありえた未来」。二人の転生した魂のように視えた。

VOGA「Social Walk」

カテゴリ : 
レビュー » 演劇
執筆 : 
イチロウ 2016-5-29 1:35
VOGAは維新派から派生した劇団。
私自身維新派は「日本維新派」時代も含め幾度となく観劇してるが、VOGAを観るのは今回が初めてである。
行きたいと思ったのは、劇団のネームヴァリューだけじゃなく、会場が「石清水八幡宮」というのに興味がひかれたのが大きかった。

維新派に行く時もそうだが、「何をやるか」じゃなくて「どこでやるか」というのが大きいのだ。
「五月の京都、会場には八幡駅からケーブルカーに乗車要」、観劇というより小旅行。

で、当日。
男山ケーブルを下車し、山道を歩くこと10分。普段は石清水八幡宮の駐車場に使用される木々に囲まれた空間に舞台はあった。
会場内には屋台村が出店し、酒、エスニックフードが売られている。
日暮れ 木漏れ日が美しい。

会場前の客入れBGMがずっとビートルズ。
ゆるゆると開演。
舞台の時代設定はまさにビートルズ来日前夜。
昭和30年代頃の京都を舞台とした、少年が幻視する不思議な大人の世界。。

しっかりと維新派からジャンジャンオペラのDNAを受け継いでる。
イメージの断片を積み重ねてゆくのは維新派譲りのスタイルなのだが、VOGAはもう少し物語寄りだ。
鳥かご、女子高生、銭湯、ラジオ。
ラスト、完全暗転。見上げれば漆黒の夜空。
原始の演劇は、野外で行われた。アメノウズメの舞はこんな夜に行われていたのだ。
演劇を超えた何かを満喫した一日だった。
SNS等の公募により集まった劇団はバラエティに富んだラインナップだった。
お客さんの投票による順位は、1位無名劇団、2位うましかやろう、3位ないすばでぃプロジェクト、4位ラフトランポリン企画
という結果だった。
複数団体によるショウケイス公演、演劇祭は何度も観てるが、他と比べても
全体的にレベルは充分高く、この内容でチケット2000円は安かったと思う。

☆各劇団の寸評☆

1位 無名劇団「リメイク版 カルビ」
ベッドを赤で飾り付け 禍々しいイメージ。
かつて恋人と一緒にいた部屋で一人焼肉する女性。
主演の島原夏海の狂気を孕んだ演技は会場全体を凍りつかせた。 

2位 うましか野郎「寝具の中でSing a Song」
シンガーソングライター志望の主人公のもとに歌の神様が夢の中に現れる。
寝てばかりいるグータラな女主人公が面白い。
全作品の中で一番直球なコメディ作品。
スポンサーさんの評価は一番高かった。

3位 ないすばでぃプロジェクト「ハナが見る世界」
同棲中(?)のカップルが休日ベッド周辺でいちゃいちゃしてるだけの芝居。
不穏、くすぐったい、低体温。
京都っぽいキュートさ。

4位 らふ☆トランポリン企画「天獄」
刑務所で二人の男が収監されている。彼らには現実逃避からか少女の幻が見える。
先輩役の掛谷将の飄々とした演技が良かった。ラスト鮮やか。

プログラムが全て終了し、4日間戦った劇団たちが、皆で酒を酌み交わし、他愛もないガールズトーク等をしてるのを見てやっと、
「ああ、公演やってよかったなあ」という気持ちが押し寄せて来た、
螢縫船Δ蓮2年に一回ぐらいならやっても良い」という言葉を頂いてるので、
またいつかやれる時が来れば良いかなと思います。
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