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ブログ - 20181105のエントリ

第2劇場「猿の衛星」

カテゴリ : 
レビュー » 演劇
執筆 : 
イチロウ 2018-11-5 21:38
第1回大阪フリンジフェスティバル参加作品。

第2劇場は大阪大学の演劇サークルで1977年創立された40年の歴史を持つ劇団である。
学生劇団なので、当然若者ばかりと思っていたら、
小屋入り時、座組に年配の人の比率がどうも多いので、「?」と思った。
あとで聞いてみると、同劇団には「卒業」という制度が無いらしく、
還暦超えの創立メンバーから現役学生まで各世代がバランスよく所属している。
関西演劇シーンの生き字引である創立者の安部茂氏指揮のもと、
OB、OGは裏方仕事、時には出演もする。

今回の公演では第1部をベテラン劇団員が、第2部を現役学生が作演。

第1部「猿の衛星」
売れない漫才師のアパートの一室。
「“笑い”を教えてほしい」という怪しい宇宙人(サスペンダーした小太り中年男性)がやってきて・・という話。
宇宙人との間で話が全くかみ合わない。
筒井康隆の「最悪の接触」を思わせる不条理コメディ。

第2部「さるの衛星」
宇宙に漂う観測宇宙船。
艦内は何故かワンルームの一室で、観測員のヨシコとともに、
擬人化されたCDプレーヤー、炊飯器、掃除機(若しくは人間の道具化)が同乗している。 
ヨシコは望遠鏡で過去自分が在学した1光年先の学校の教室を見ている。
バレー部員、生徒会長らが青春を謳歌している。
時おり支援物資供給隊員チナツが観測船を訪ねてくる。
どこまでが妄想でどこからが現実なのか。

ステージプラスの狭い空間をさらに狭くこしらえて、
どこか切ない、孤独を感じさせる一編だった。

学生劇団出身者は、卒業後もまた芝居をやりたくなって、
劇団を新たに結成するパターンが多いが、
題2劇場の場合、卒業がないだけに、やりたくなった時、いつでも戻れる場があるというのは良いことだ。
初期衝動的な鋭さはないが安定している。
希少な形態の劇団、これからも永く活動していって頂きたい。

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