ログイン
ユーザー名:

パスワード:


パスワード紛失

Photo Gallery
店頭風景 1
twitter

ブログ - 201811のエントリ

劇役サンリズム「emotion」

カテゴリ : 
レビュー » 演劇
執筆 : 
イチロウ 2018-11-27 21:58
小屋主をやっていると色々なトラブルを経験する。
今回は、女優一人芝居が2本の公演だったが(各幕の女優は別々)、
小屋入り直前に1本目の女優が、メンタルの理由で「声」が出せなくなった(囁く程度の音量に)。
医師の診断によると突発性精神性発話不全らしい。
公演前にその旨をSNSで発表し、カンパ制に切り替えることで、なんとか凌いだ。
両幕とも、ワンルームマンションの一室が舞台。

 嵬棉淑饋法
佳菜
女が自宅マンションの一室で、合コンを前日に控え、色々と妄想を膨らませている。
自己紹介の予行演習をやったり、サラダの取り分けの練習をやったり。
唐揚げにレモンかけたり 女子力アピールする。
いわゆる「ウザい女」だ。
結末はやはり。。
演出を当初のものから若干変更したらしく、小声でもそんなに違和感を感じなかった。

◆帚余曲折」江崎遥
バイト帰り、部屋へ帰って来るなり、いきなり酒をラッパ飲みする女。
どうも販売業をしながら舞台女優をやってるようだが、ストレスが溜まる毎日。
台所の床には酒瓶が並んでいる。
彼女の現実なのか、心象風景なのか。一つ一つの事象が連想ゲームのように連続する。
一人芝居のようにも舞踏のようにも見える。
梶井基次郎の「檸檬」がモチーフになっていて驚いた。

前編が「静」後編が「動」とバランスも取れていて構成が綺麗。
モノトーンの照明も効果的だった。
30分の短編が3本。
3本の作品の世界観は繋がっているようでもあり、繋がってないようでもある。
作演はそれぞれ別々の人間が行っている。。
公演タイトルである「秘密」が各短編の主題。

 屮好織鵐疋丱ぅ漾偲な」
転校生の少女が過疎の村の小学校にやって来る。ゴートゥ少年は彼女に一目惚れするが、
彼女は卒業式の日に転校することが決まってしまう。
少年が告白するためにとった手段とは。。
悪ガキ4人組の掛け合いがスタンドバイミーを彷彿させる。
題材的に短編で駆け足に描くのではなく、長編でじっくりと見せた方が良かったのではと思う。

◆峙方は誰?」
人気俳優が入院している。病室の前にはマネージャーが陣取りファンが勝手に入って来ないか見張ってる。
女性ファンは病室になんとかして入ろうとするが、どうも様子がおかしい。
二転三転する展開。
最初はコメディかと思って観ていたらラスト大変なことに。
短編ならではの切れ味で勝負する作品だった。面白かった。

「March of Kamata」
男が女をデートに誘う。
公園、喫茶店、MDショップ、フレンチ料理店。
それぞれの場所で変な人たちと出会う。
男は告白に成功するか。
公園で稽古中の売れない夫婦漫才師の雰囲気がそれっぽくて◎。

△妊泪諭璽献磧辞でMDショップ店長を演じたはんちゃんの存在感が半端なかった。

第2劇場「猿の衛星」

カテゴリ : 
レビュー » 演劇
執筆 : 
イチロウ 2018-11-5 21:38
第1回大阪フリンジフェスティバル参加作品。

第2劇場は大阪大学の演劇サークルで1977年創立された40年の歴史を持つ劇団である。
学生劇団なので、当然若者ばかりと思っていたら、
小屋入り時、座組に年配の人の比率がどうも多いので、「?」と思った。
あとで聞いてみると、同劇団には「卒業」という制度が無いらしく、
還暦超えの創立メンバーから現役学生まで各世代がバランスよく所属している。
関西演劇シーンの生き字引である創立者の安部茂氏指揮のもと、
OB、OGは裏方仕事、時には出演もする。

今回の公演では第1部をベテラン劇団員が、第2部を現役学生が作演。

第1部「猿の衛星」
売れない漫才師のアパートの一室。
「“笑い”を教えてほしい」という怪しい宇宙人(サスペンダーした小太り中年男性)がやってきて・・という話。
宇宙人との間で話が全くかみ合わない。
筒井康隆の「最悪の接触」を思わせる不条理コメディ。

第2部「さるの衛星」
宇宙に漂う観測宇宙船。
艦内は何故かワンルームの一室で、観測員のヨシコとともに、
擬人化されたCDプレーヤー、炊飯器、掃除機(若しくは人間の道具化)が同乗している。 
ヨシコは望遠鏡で過去自分が在学した1光年先の学校の教室を見ている。
バレー部員、生徒会長らが青春を謳歌している。
時おり支援物資供給隊員チナツが観測船を訪ねてくる。
どこまでが妄想でどこからが現実なのか。

ステージプラスの狭い空間をさらに狭くこしらえて、
どこか切ない、孤独を感じさせる一編だった。

学生劇団出身者は、卒業後もまた芝居をやりたくなって、
劇団を新たに結成するパターンが多いが、
題2劇場の場合、卒業がないだけに、やりたくなった時、いつでも戻れる場があるというのは良いことだ。
初期衝動的な鋭さはないが安定している。
希少な形態の劇団、これからも永く活動していって頂きたい。

ブログ カレンダー
« « 2018 11月 » »
28 29 30 31 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 1
カテゴリ一覧
最新のトラックバック