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ブログ - 201803のエントリ

舞獄44景project 火蜜 2-5景

カテゴリ : 
レビュー » 演劇
執筆 : 
イチロウ 2018-3-15 1:44
舞獄44景projectの主宰、亀井伸一郎は、元カメハウスの座長。
昨年、10年程続いた同劇団を解散させ、今回新たにプロジェクトを立ち上げた。
プロジェクト名にある「44」の数字は、今年1月から12月の1年間で長編短編44作品の上演を目指すというもの。
第一回公演は1/26にオーバルシアターで「真っ赤なサメザメ」。

普通、1年間で44作品(すべて新規作品)は無謀だと思われがちだが、
現在の演劇界、堅実にいこうとする風潮に逆らうかのごとく、限界を定めず、果敢に挑戦する姿勢は注目に値する。
見届けよう。
亀井は役者としても非常に華がるのだが、このプロジェクトでは裏に徹し若手をサポートする。

本公演は全4幕のオムニバスだが各話は繋がっている。。
役者9人。
舞台装置は箱馬のみ、シンプル。
13地区という未来の架空都市が舞台。サイバーパンク風味。


鉄塔に登った少年少女が眼下の街を見下ろしながら会話する。
この世界には性差や成長の概念が無い。
13都市の謎の序章。
ちょっと切ないラスト。


13地区と隣街の境界を走る貨物列車に乗る少年2人。
大友克洋の「大砲の街」に似た雰囲気。


深夜の博物館に少女4人がピクニック。
本棚を模した箱馬がモノリス状で不気味な雰囲気。
ペンライトを使った演出も光った。


1〜3話の登場人物が鉄塔の上で全員登場。
誰が看視者なのか。各話で提起された謎が明かされる。 

 銑い終了した後のダイジェストダンスが格好良い。

亀井はカメハウスの頃はコテコテなカラフルさ、祝祭性が特徴だったが、
今回はそれらを奥に引っ込め、モノトーンの世界、静の世界を創出し、演出の幅を広げてきたように思う。
カメハウス時代から演出家亀井は若手を使うのが上手いなあと思っていたが、ここでもその力は発揮された。

次回公演は近松の心中ものをやるらしい。
亀井伸一郎にこれからも注目したい。

かしこしばい「怪獣と居る」

カテゴリ : 
レビュー » 演劇
執筆 : 
イチロウ 2018-3-4 0:49
かしこしばい 「怪獣と居る」

「かしこしばい」という変わった団体名を持つ劇団の、今回は旗揚げ公演なのだが、かなり面白かった。
どこが面白いのかと聞かれたら説明しづらい、不思議な魅力を持った作品だった。
タイトルの居るを「おる」と読ませることからも分かるように、この芝居は全編柔らかい関西弁で演じられる。

7階建ての団地が舞台。
怪獣と同居する少女を中心に団地に住む住人達が描かれる。
怪獣は顔だけ被り物(目が光る!)で中身はただの気の良いおっさん。

家出少女をペットとして飼っている保険のセールスレディ。
生活能力が一切ない女と暮らす男子大学生。
彼ら6人は「ゴミ捨て場のカラス除けネット」を隣人に渡す団地の規則により出会った。
怪獣は故郷の異星に帰ろうと渡航費を稼ぐ為か、交通整理のバイトで誘導棒を振ったりしている。
少女は怪獣と共に地球から脱出しても良いと考えてる。。

作演の古後七海は北村想が塾長の伊丹創流劇塾の出身。
シュールで惚けた語り口の底には殺伐とした現実を見つめる眼差しがあった。
SNSを介した人間関係、リストカット、共依存、自殺願望。。
六畳一間の団地の一室は一隻の宇宙船となる。
どこにでも行けて、どこにも行けない。
団地サイズの浮遊感
彼女が書く物語は、自己の人生観を全部ぶっこんできたかのような、正直さがあった。

演出はハッとさせられるところはあるが、全体的にバタバタしていたように思う。

主演の山本礼華は不思議な魅力があった。
終演後、彼女がギター片手に「怪獣と居る」の主題歌を歌うとお客さんからは自然と手拍子が鳴っていた。
下記のサイトから主題歌が聞ける↓
https://kasikoshibai.wixsite.com/kasikoshibai

再演望む!

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