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ブログ - 201607のエントリ

井料明里Presents「無知との遭遇」

カテゴリ : 
レビュー » 演劇
執筆 : 
イチロウ 2016-7-29 17:16
「無知との遭遇」は主宰の井料明里と
東京で「藤一色」という劇団を主宰する加藤広祐とによるユニット。
今回は3つの短編からなるオムニバス公演。

「劇場」
副主宰である加藤広祐の脚本。
公演ではお馴染みの「本日はご来場いただいて‥ 携帯電話や‥ 」等々の前説がそのまま短編の出だしになるというメタ芝居。
劇団主宰が小屋管理の女性に一目ぼれをする、恋の結末は‥。
演劇愛に満ちた作品。うまい出だし。掴みオッケー。

「おじさんスカウト」
リストラされて公演に佇むサラリーマン(加藤)と少年(井料)の交流。
ハートフルなオリジナル脚本。
少年役の井料が可愛い。

「いまさら、キスシーン」
柿食う客主宰の中屋敷法仁による脚本。2008年に初演。
パワーマイム風一人芝居。

16ページにわたる早口の独白。
秀才、スポーツ万能、容姿端麗の女子高生「三御堂島(みみどうしま)ひより」の高校3年間。
井料は疾走感たっぷりに演じていた。
早朝の路上でのほろ苦いラスト。
30分間、井料明里の熱量に圧倒されっぱなしだった。

劇団第一主義「虫のなんたるか」

カテゴリ : 
レビュー » 演劇
執筆 : 
イチロウ 2016-7-21 1:48
2016年7月4日月曜日、劇団第一主義ステージプラスに小屋入り。
ウチはだいたい金土日の3日間の公演が多いのだが、
今回の第一主義は一週間の小屋入り期間で計7ステージという「攻め」の興行。

それまでのじとじと雨が嘘のように連日真夏日が続いた。
座組は20人超えの大所帯。休憩中のカウンターはいつも人で溢れかえっている。暑苦しい。
そろそろ蝉が鳴き始める時期。
夏。夏は虫の季節でもある。

今回の「虫のなんたるか」はオリゴ党主宰岩橋貞典氏が2006年に書いたもの。
総勢11人の登場人物が出てくるが、彼らの苗字はみな変わってる。
甕覗(かめのぞき)、呉須(ごす)、海松(みる)。適当なような、意味ありげなような。

地方にある、その地域を牛耳る地主が所有する鍾乳洞が舞台。
そこに昆虫を研究する大学生チームが現地調査に訪れるところから物語は始まる。
どうも新種の昆虫が棲息しているらしい。
閉鎖された鍾乳洞を舞台に、時間と人物が入れ替わり立ち代わり揺れ動きながら、
ジグソーパズルをはめ込んでいくかのように話は進んでいく。

登場人物はほぼ均等な出番。軸となる主人公は不在。感情移入も拒絶してるかのよう。
時間軸、視点軸が何か不安定。
“不変”で“普遍”な「虫」が人間を観察しているかのような独特な時間感覚、空間感覚。
閉鎖された空間でのどろどろとした人間模様が繰り広げられる。
美しくない恋愛、見栄、欲、無責任さ。

観終わってすぐはピンと来なかったのだが、あとでジワジワ〜と来る系の作品だと思う。
楽しくも濃ゆい初夏の七日間だった。

今年2月に上演された劇団ホウコウセイ「澱み」とキャスト、スタッフがけっこう被っていて、
前回と同様平均年齢はかなり低そうだった。

高校の同級生男2、女2の仲良し4人組が久しぶりに最寄りの喫茶店に集まって、各々夢を語り合う。
寿司職人に弟子入りする者、親の病院を継ぐべく医学部に入学する者、東京で舞台俳優を目指す者。
一人、バーテンダーになる夢を諦め信用金庫の事務員になろうとする少女がいる。
女優志願の少女と平凡なOLになろうとする少女を対立軸にして、夢を持つことの大切さが描かれる。

舞台はどこにでもありそうな喫茶店限定で、椅子に座っての会話シーンが大半を占める。
一本調子で観ててしんどかった。
回想シーンを挿入するとか、店のBGMが流れてるとか、ちょっとした演出があると大分観やすくなったんじゃないかな。


自分たちの世代 背丈に合わせた題材の選択には好感が持てた。
夢はゆっくり見つけたら良い。焦る必要はない。
コーヒーにわざと砂糖を入れて飲む。それこそが大人の余裕ってもんだ。
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