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ブログ - 201606のエントリ

オリジナル脚本3本のオムニバス公演。ギャグ中心。
特に期待せずに観たが、なかなか面白かった。笑いもとれていた。
3本通じて主要な役を演じた主宰の那須翼が良かった。
端正な顔立ちで無表情。バカバカしいパフォーマンスを大真面目にやるところ等、
壱劇屋主宰の大熊氏を彷彿とさせた。

「家庭防衛軍」
鬼嫁から虐待されてるサラリーマンが同じ身の上の者が集まる家庭防衛軍に参加するのだが。。
ヘルメットにスーツ ふんどし姿の男たちが眩しかった。

「本音と建前」
大金持ちのお嬢様のお見合い騒動。
ヒロイン役坪井智美のはじけっぷりが楽しい。

「サンタの裏事情」
クリスマスに子どもたちへプレゼントの発注業務に追われるサンタ一行。
素直な良い脚本。うまく纏められていて高校演劇なんかで使えそう。テンポも良い。
笑いあり泣きありの良い話なのに本公演が梅雨。
クリスマス前にやったらもっと盛り上がったと思う。
ダメサンタ役森廣晃平の演技がキュート。

クレナイヌ「朝に死す」

カテゴリ : 
レビュー » 演劇
執筆 : 
イチロウ 2016-6-5 2:26
チラシに使われた写真が抜群だった。
街角に佇むいわくありげな男と女、仄かに香るエロス。

オープニング。
大音響でキングクリムゾン「太陽と旋律」が流れる中、
プロジェクターで昭和の大事件の写真がコラージュされる。小気味よい出だし。

舞台には一面に新聞紙がぶちまけられている。
ヤクザ組織を裏切り追われている男、同棲してる男から暴力を振るわれてる女。
女は彼目がけて放たれた流れ弾にたまたま当たって、足を負傷した。
見知らぬ男女が出会うが、二人の会話は一向にかみ合わない。

主演男優、仲野元貴は70年代の松田優作や水谷豊を思い出させるギラギラな獣のような男を演じた。
女優羽田兎桃は かつて漫画家石井隆が描いた名美を彷彿させるひたすら堕ちていく女を演じた。
救いようのない物語。今の時代にはない貧しさ 愚かさ 汗臭さ。

もともとの戯曲は、劇作家清水邦夫が1958年早大在学中に執筆したもの。
二人の両親さえ生まれていないであろう時代に書かれたものだ。

演出は打上時、「この物語を現代に蘇らせようと試みた」と言ってたが、
私は「過去の物語をそのまま高い精度で再現した」ように見えた。

入口カウンターには、 チラシの写真を撮った同一のカメラマンによる「二人の幸せそうな写真」が陳列されていた。
救いようのない物語の「ありえた未来」。二人の転生した魂のように視えた。
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