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ブログ - 201510のエントリ

山尾企画「アフターワールド」

カテゴリ : 
レビュー » 演劇
執筆 : 
イチロウ 2015-10-30 1:20
山尾企画は今年5月芸術創造館でサーカスを舞台とした「ワールド」という芝居を打った。
先日10/9〜11「DOKI身内だらけの一人芝居フェス」では
「ワールドビギン」という「ワールド」の前日譚にあたる短編一人芝居をステージプラスで発表。
1週間後の10/16〜18、今度は「ワールド」の後日譚。
「ワールド」の主人公コヨリの10年後を描く。

近未来の大阪。「芸術で食っていくことが不可能になった社会」。
高利貸しから借金をしている孤児院が舞台。
都市再開発を目論む地上げ屋が、借金のかたに同施設を潰そうとしている。
似顔絵を描きながら自転車で旅をしているコヨリが、
当たり屋の少年から金をだまし取られるシーンから物語は始まる。

「ワールド」にあった派手なシーンはほとんどない。
松竹新喜劇もかくやとばかりのベタな人情もの。超具象。
テンポ良い大阪弁が心地よい。

今回の「アフターワールド」難を言えば、「ワールド」を観てないお客さんには分かり辛い箇所があり、
そこがまた物語の核心部分だったりするので、もう少し構成を練るべきと思った。

音響機材は一切使わず、生音ギターのみのBGMは良い雰囲気。
孤児院のおばさん役の桝井美香も上手かった。

身内だらけの一人芝居フェス

カテゴリ : 
レビュー » 演劇
執筆 : 
イチロウ 2015-10-21 20:07
約20分の演目の後、10分の休憩。客席はほぼスタンディングというライブハウススタイル。
一回の公演で3演目。
幕間にゆるいトークとかパントマイム、漫才があり、その間は館外へ出るも、飲食するも、電話するも
カウンターでなら喫煙するもオッケー。
主宰の徳丸¥1いわく、
「携帯電話、飲食喫煙等の禁止という≪小劇場公演の掟≫に一石を投じたかった」とのこと。

私が観たのは祝前日の昼と夜だったが、休憩時には場外へのドアが開かれ夜の空気が場内に入り
何とも言えない艶のある濃厚なフェスっぽい空間となった。

〇拡企画「ビギンズワールド」
以前芸術創造館で公演された「ワールド」の前日譚。
終わるとわかってて始める公演を前にする表現者の葛藤。メタ構造。
 
KatsuyaHamamoto×ohana「夢を喰らう男」 
幕間でパントマイムも演じていた浜本克弥の演技が素晴らしかった。華があった。
ジンタのメロディもレトロで◎。 

ワールドオブ雄「或いは/or」
シングルファザーによる子育ての苦闘をパワーマイムで描く。
リュウジ宮本による物凄い熱量の演技。圧倒された。

Litmus「空の先に見えるモノ」
視線恐怖症の引きこもり男性の一人語り。
ラスト、澄み渡った青空のイメージがきれい。  

イ蕕奸トランポリン企画「ウィズミー!クリスマス」
クリスマスに間違い電話の相手は自殺をしようとしていた。
電話越しの説得は成功するか?
脚立に自殺寸前の女に見立てた羊のぬいぐるみ。構図が面白い。テンポ良い

Δ気楽ロジック「ぼくらはみんないきている」
女の生理を感じさせる真っ赤な照明。 
どろどろとした世界観。不穏なダンス。

タイトルにある「身内だらけ」の言葉から、閉鎖的、仲間内的なイメージを抱かせるが、全然そんなことは無くて、結構演劇初心者でも楽しめる内容だったと思う。
粒ぞろいの作品群。良い時間が過ごせた。
東京ガールは結構キャリアのある大阪芸大出身の劇団である。

2009年同劇団の「奥の細道」を一心寺シアターにて観劇した。
↓当時の感想ブログ。
http://stageplus.net/modules/blogplus/details.php?bid=20
あまりに独善的で意味不明の内容だったので、酷評した。

で、今回のステージプラスでの公演。
正直以前みたいな芝居だったらどうしようという気持ちだったが、
蓋を開けてみれば、かなり見やすくなっていた。役者はみな達者。

今回は主に二人芝居のオムニバス、コント公演

全部で7本のコント
 屬覆鵑任笋佑鵝
二人のサラリーマンが「なんでやねん!」について哲学的な問答を繰り返す。
◆岼篏顱
生徒から遺書を受け取った体育教師がとった意外な行動とは。
「素敵な風景」
脱走を試みる3人の男女。目的を尻目に綺麗な風景に見とれる。
ぁ屬△戚勝
友人のあだ名の由来を今さら聞けない。
ァ峪廚そ弌
同棲カップルが過去の記憶を思い出そうとするが、二人とも少しずつ食い違っている。
Α嵬明棔
女性面接官による圧迫面接。
А屮リホル二アシンドローム」
“5-4”の答えだけが分からない患者が、医師から怪しげな治療を受ける。

どの話も面白かったが、特に受けたのはキА
作演の上崎陽介の特異なギャグセンスが光った。
現実との距離がずれ、妄想が変な角度で突き刺さっている。
一歩間違えるとホラー。

現在のお笑いシーンに飽き足らない新しい「笑い」が観たい人は東京ガールを観ると良いと思う。

Contondo「夜と星と風の物語」

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レビュー » 演劇
執筆 : 
イチロウ 2015-10-2 1:46
今回の公演場所であるSPACE9はあべのハルカス9Fにあり、
その日は丁度「九州物産展」が行われていて、シルバーウィークの真っただ中ということもあり、
買い物客がごった返していたがSPACE9は周囲の雑踏を拒絶するかのように、静寂に包まれていた。

私はこれまでContondoの作品は「銀河鉄道の夜」「阿修羅城の瞳」を観ている。
同団体の特長は既製台本を大胆に解釈するというスタイル。
長屋やバー等いわゆる「劇場」でない空間を敢て選び、
その空間にあわせた演出をする。「場所性」をすごく大事にしている劇団だと思う。
SPACE9もいわゆる「劇場」していない。
間口6.6m×奥行11.5mの会議室風のハコだ。

会場構成は演技スペースを中央にとり、両側から観覧する対面舞台。
入場すると普段着に近い役者達が椅子に座り雑談をしている。
開演の合図で、役者達は舞台を作り始める。
コンクリートブロックやタイルが 飛び石状に8の字型に配置され、物語が始まる。
「日常の延長線上の非日常の創造」。

今回の「夜と星と風の物語」は劇作家の別役実氏が、
サン=テグジュペリ原作「星の王子様」をもとに書いた戯曲である。
同小説の有名な台詞「肝心なことは目には見えない」。
客席によって視点が変わる対面舞台も「肝心な場面は目に見えない」かもしれない。

先日観た鳥公園「緑子の部屋」でも試みられていたが、
プロジェクターにライブカメラがシンクロさせるという演出が面白い効果を出していた。

劇中フルート クラリネットの生演奏あり。
飛び石を渡る呪術的なステップ。
蒼っぽい照明 異国の砂漠の雰囲気。
儚い、繊細な世界。。

日常から非日常、そして日常。
帰路、九州物産展にて豚の角煮とミニビーフカレーを試食した。

↓写真は当日パンフに載っていた舞台絵コンテ。可愛い。
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