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ブログ - gene「正午の伝説」

gene「正午の伝説」

カテゴリ : 
レビュー » 演劇
執筆 : 
イチロウ 2017-10-25 20:16
geneは近畿大学舞台芸術専攻の学生たちにより結成された劇団で今回が旗揚公演である。
脚本は不条理劇の第一人者、別役実が73年に書いたもの。75年初演。
結論から先に言うと、今回の公演はアングラ演劇好きの私にとって非常に面白かった。

舞台は三幕構成になっている。
全体が真っ白の舞台、中央に赤い掛け時計が掛けられていて、日の丸のように見える。


一幕目。
何か探し物をしてるらしい不機嫌な女(雨でもないのに傘をさしている)と
段ボール箱を持ち歩いてる男が登場する。
男のナンパしたい下心と、分別ある男として振舞いたい、その狭間で行き来する様が正直イライラする。
最後にちょっとした事件が起こる。

二幕目。
元戦友らしい二人の傷痍軍人が道端で座り込んでいる。一人の男は三味線で「君が代」を弾き歌う。
もう一人の男は腹を押さえて苦しんでいる。どうやら「うんこ」を我慢しているようだ。
三味線男はさっさと済ませてこいというが、相方は拒否する。
うんこを我慢することで、「あの日より日々許され続ける」敗戦の責任と懺悔の気持ちをわが身で体現しようとする。
二人の会話は、どこまでも平行線をたどる。

三幕目
一幕目の男女が先ほどの続きの芝居をしているところに二幕目の二人が現れ、事態は異様な展開を見せる。。
ほぼ無音で行われた芝居は、最後ジェット音と共に唐突に終演する。

イデオロギー 政治的な深読みはいくらでもできる。
平成生まれの現代の学生が、どんなきっかけで今回の戯曲をやろうと思ったのか謎だ。
久しく忘れていた「時代を撃つ」精神を今回の公演で思い出した。
「演劇」は危険なものでもあったのだ。

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