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公演風景2
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30分の短編が3本。
3本の作品の世界観は繋がっているようでもあり、繋がってないようでもある。
作演はそれぞれ別々の人間が行っている。。
公演タイトルである「秘密」が各短編の主題。

 屮好織鵐疋丱ぅ漾偲な」
転校生の少女が過疎の村の小学校にやって来る。ゴートゥ少年は彼女に一目惚れするが、
彼女は卒業式の日に転校することが決まってしまう。
少年が告白するためにとった手段とは。。
悪ガキ4人組の掛け合いがスタンドバイミーを彷彿させる。
題材的に短編で駆け足に描くのではなく、長編でじっくりと見せた方が良かったのではと思う。

◆峙方は誰?」
人気俳優が入院している。病室の前にはマネージャーが陣取りファンが勝手に入って来ないか見張ってる。
女性ファンは病室になんとかして入ろうとするが、どうも様子がおかしい。
二転三転する展開。
最初はコメディかと思って観ていたらラスト大変なことに。
短編ならではの切れ味で勝負する作品だった。面白かった。

「March of Kamata」
男が女をデートに誘う。
公園、喫茶店、MDショップ、フレンチ料理店。
それぞれの場所で変な人たちと出会う。
男は告白に成功するか。
公園で稽古中の売れない夫婦漫才師の雰囲気がそれっぽくて◎。

△妊泪諭璽献磧辞でMDショップ店長を演じたはんちゃんの存在感が半端なかった。

第2劇場「猿の衛星」

カテゴリ : 
レビュー » 演劇
執筆 : 
イチロウ 2018-11-5 21:38
第1回大阪フリンジフェスティバル参加作品。

第2劇場は大阪大学の演劇サークルで1977年創立された40年の歴史を持つ劇団である。
学生劇団なので、当然若者ばかりと思っていたら、
小屋入り時、座組に年配の人の比率がどうも多いので、「?」と思った。
あとで聞いてみると、同劇団には「卒業」という制度が無いらしく、
還暦超えの創立メンバーから現役学生まで各世代がバランスよく所属している。
関西演劇シーンの生き字引である創立者の安部茂氏指揮のもと、
OB、OGは裏方仕事、時には出演もする。

今回の公演では第1部をベテラン劇団員が、第2部を現役学生が作演。

第1部「猿の衛星」
売れない漫才師のアパートの一室。
「“笑い”を教えてほしい」という怪しい宇宙人(サスペンダーした小太り中年男性)がやってきて・・という話。
宇宙人との間で話が全くかみ合わない。
筒井康隆の「最悪の接触」を思わせる不条理コメディ。

第2部「さるの衛星」
宇宙に漂う観測宇宙船。
艦内は何故かワンルームの一室で、観測員のヨシコとともに、
擬人化されたCDプレーヤー、炊飯器、掃除機(若しくは人間の道具化)が同乗している。 
ヨシコは望遠鏡で過去自分が在学した1光年先の学校の教室を見ている。
バレー部員、生徒会長らが青春を謳歌している。
時おり支援物資供給隊員チナツが観測船を訪ねてくる。
どこまでが妄想でどこからが現実なのか。

ステージプラスの狭い空間をさらに狭くこしらえて、
どこか切ない、孤独を感じさせる一編だった。

学生劇団出身者は、卒業後もまた芝居をやりたくなって、
劇団を新たに結成するパターンが多いが、
題2劇場の場合、卒業がないだけに、やりたくなった時、いつでも戻れる場があるというのは良いことだ。
初期衝動的な鋭さはないが安定している。
希少な形態の劇団、これからも永く活動していって頂きたい。

大阪フリンジフェスティバル参加作品。

公演日の9/29〜30は記録的台風24号が大阪を直撃、公共交通機関がストップした為、
本来土日の3公演の予定だったのだが、土曜日の1公演のみとなった。
(急遽土曜日20時スタートのレイトショーを追加)。
しかし今回の公演を観れたお客さんは中々幸せ者だ。

チラシが少女チックで可愛いかったので少々甘く見ていたが、
意味深なタイトル通り、中々ダークでグロテスクな傑作だった。

実家が放火され母を亡くした少女がマッチを売りながら犯人を捜しているところから物語はスタートする。
マッチを売る少女、「炎」に魅せられた女、肉を食う女、3人の女を主軸に物語は進むのだが、
これといったストーリーがあるわけではない。

炎、肉、血、素数、人形劇、都市伝説、アンパンマン、3分間クッキング。。
分裂症的なイメージの奔流。

描かれた世界は現代社会のグロテスクなデフォルメのようであり、
社会システム崩壊後の未来の日本社会のようでもある。

デビッドリンチを思わせるシンメトリーな「赤い」舞台美術、
静かな狂気を感じさせる音響等スタッフワークも素晴らしかった。

焼け跡に佇むラストシーンは私が大好きな映画「青春の殺人者」を彷彿させ、ただただ美しかった。
劇団洒落乙。の公演は、ステージプラスでは2015年「ミスターペロペロマン」に続いて2回目。同作品はグロテスクな青春群像劇で印象深かった。

今回の洒落乙の公演は、レズ業界のマウント争いを、「仁義なき戦い」等ヤクザ映画に置き換えて描いた怪作だ。
主宰ぶった斬れのベティ自身レズビアンであることを公言している。

パンフレットによれば、レズビアンと一言で言っても、ジャンルによる反目があるようで、
外見上での、ボイ(ボーイッシュ)VSフェム(女性らしい)VS中性
SEX面でのタチ(抱く側)VSネコ(抱かれる側)の組み合わせによって構成されている。
タイトルの「ボイタチ」とはボーイッシュな抱く側のレズビアンである。

オープニング、木魚 鉢、読経が鳴り響く中「ボイタチ組」組長の葬式シーンで幕が開く。 
いきなり不穏で罰当たりなムードが漂う。
ボイタチ組組長はミナミ・堂山のレズバーの縄張り争いで「フェム組」に射殺されたらしい。
ボイ組組員たちは復讐を誓い、
ボイ・フェム・中性にメンヘラまで加わって四つ巴の血で血を洗う抗争が勃発する。。

時々意味不明なギャグや業界ネタ等があったりするが、
徹底したエンタメ志向、剛腕の演出力で全力疾走で駆け抜けた。

今回の公演で驚いたのが、全キャスト10人中過半数が「初舞台」だということだ。
普通なら危なっかしくてまずあり得ない。舞台が成立しない可能性がある。
しかし、彼らは舞台は素人でも、
レズビアンバー等で働く華のある、男でも惚れ惚れしそうなイケメン揃いである。 
演出は演技力より本物のレズビアンが持つ面白さリアルさを選択した。
だから芝居を観ているというより、ある種見世物を観ているような感覚に陥った。
現代のアングラとはこういうスタイルになるのかもしれない。18年版「薔薇の葬列」?

小劇場の客はほとんどがその関係者だとよく言われているが、
今回の公演、イケメンボイを観る為に、
着飾ったお水風のお姉さまや男装者等普段小劇場に足を運ばなそうな観客が大勢来館した。
「小劇場」という枠組みを打ち破っていくダイナミズムさを感じた。

最後に、座長ぶった斬れのベティの存在感は只事ではない。
LGBTの社会認知が進む中、彼女は自身でレズビアンを公言し、トーク力もあるので、
TV等色んなメディアに進出していくのではないかとマジに思う。

たまごの缶づめ!「良い月」 

カテゴリ : 
レビュー » 演劇
執筆 : 
イチロウ 2018-9-9 15:14
今回のたまごのカンづめ!による朗読公演「良い月」は同劇団のワークショップの講師と受講生で企画された。

本公演は演者も演目も全く違う、AパートとBパートの2部構成で両プログラムによる演目の被りなし。
AB共に観劇されたお客さんも大勢いたが、私は時間が無かったのでB公演の方のみ観た。

私が観たBパートのプログラムは
ヽ┐里覆こ本 第二十六話  アンデルセン
飴玉  新美南吉
赤い蝋燭  新美南吉
っ懃瓩了紂 芥川龍之介
サい瞭任扮様  岡本かの子
Τ┐里覆こ本十六夜  アンデルセン  
Х醋襪箸瓩ね  小川未明
の7作品。
い涼懃瓩了絨奮阿倭瓦動貎邑譴蠅力読。 

主宰者曰く、「朗読イベントというと堅苦しいイメージだが、朗読の朗は《朗らか》とも読み、
ゆったりとした気分で観劇してもらいたい。また朗の字は《良い月》と書き、
中秋の名月に因んでタイトルにした」とのこと。

お客さんにはドリンクが振舞われリラックスした気分での観劇となった。

ステージプラスで朗読公演は久しぶりなのだが、
改めて朗読というジャンルの豊かさを思い知らされた。
吸う息吐く息、溜める息。声の響きが想像力を掻き立てる。
演者によってもそれぞれ個性があった。

二人の演者によって語られる芥川の「蜘蛛の糸」は圧倒だった。。

Aパートで演じられた改変版の「桃太郎」(正調版と芥川版のリミックス)も観たかった。

猟奇的ピンク「be myself」

カテゴリ : 
レビュー » 演劇
執筆 : 
イチロウ 2018-9-7 19:45
猟奇的ピンクは、大学時代の演劇サークルの仲間が集まって結成された社会人劇団。 
劇団名を聞いた時、アングラ的なな芝居を予想してたのだが、全く違った。

舞台上には椅子が5脚あるのみ。
キャストは女性5人。うち4人は終演までずっとステージに立ちっぱなし。

物語は4人の女性それぞれの「ワタシ」目線の話で、
4人の物語がゲームのターン制のように交互に進行していく。

ゞ極寨據 .ールズバンドのヴォーカルで、昼間はOLをしている。
橋本沙良 遥の妹、モデルを目指してる。プロモ動画をユーチューブで配信。
春菜   猫カフェの経営者。検察官を目指す彼と同棲。
た人鎧辧 ’カフェの常連。沙良の通う塾の講師。母と同居、結婚話を疎ましく思っている。

どこにでもいそうなイマドキの女性たち。
その回のヒロイン以外は猫カフェの猫になったり、アイドルのファンになったり、
彼氏になったりという構成。

作演出の鶴山氏はキャスト達と普段どんなことを考えているかインタビューしながら、
キャラ形成していったという。

ラスト
失敗や挫折を繰り返しながら、彼女たちは少し強くなって旅立っていく。
作演出鶴山氏が彼女たちを見守る眼差しには温かさが感じられた。

面白い作品だった。

劇団ほしねこ「嘘つきたちの八月」

カテゴリ : 
レビュー » 演劇
執筆 : 
イチロウ 2018-8-24 23:22
劇団ほしねこは関西大学学園座が中心になって出来た劇団で、今回が旗揚げ公演。
観る前はあまり期待してなかったのだが、これがなかなか掘り出し物だった。
オリジナル脚本。
細田守監督のアニメ作品を彷彿とさせるような良質の伝奇ファンタジー。

都会住みのシングルマザーと女子中学生葵が夏休みを利用して祖母の住む村に帰省するところから物語は始まる。
過去裏山では忌まわしい事件が起こったらしく、葵は山に入るのを禁じられる。
村には村長、その義理の息子の神主。村長の娘は神主と離婚協議中。
山には古狸、古狐、子狐が住んでいるらしい。

計9人の登場人物が出てくる。

脚本面では、人間関係が実に上手く描かれている。
キャラの背景がしっかりして、各人の人生をきっちり浮かび上がらせている。
伏線の回収も上手い。ラスト、パズルのワンピースがピタッと填まった瞬間は快感だった。

演出面、
キャスト達のキャラ理解度が高いからか、各役柄にすんなりと共感できた。
人物の出し入れが実に巧み。テンポも良かった。
大学在学中の明里あさの若さに似合わない巧妙な脚本と演出。

狐娘蛍を演じたお茶丸はキュート、祖母役の日久藤まひるの助演も光った。
衣装や狐のお面も可愛かった。
セミの鳴き声、夕暮れ、夏祭り。音照は夏の雰囲気を盛り上げる。
物語を匂わせる、思わせぶりなチラシも◎。

時節柄、夏にピッタリの作品。
とても良い時間が過ごせた。

劇団アシデマトイ「りぴーと」

カテゴリ : 
レビュー » 演劇
執筆 : 
イチロウ 2018-8-14 22:19
2012年3月に劇団アシデマトイはステージプラスで
「とらいあんぐる」という名のオムニバス公演を行った。
今回はその台本を一部改変しての再演。

「TAKE OFF」
ロケット打ち上げ施設で働く日本人女性とアメリカ女性。
素っ頓狂なアメリカ娘と杓子定規な日本娘の対立。
本部より爆弾が施設に仕掛けられたとの情報が入り。。
内田美咲のアメリカ娘の演技、楽しんでやってる感が伝わってきて楽しかった。

「レッツトライアゲイン」
高度1万メートル頂上の近くにあるロッジ。
祖母から引き継いでそこを経営する女、自殺志願者の冒険家、
あと一歩で登頂できない登山家。
3人が織りなす人間模様。
山頂には宝物が隠されているという噂があった。
冒険家役の笠牟田亮輔の暴走気味の演技が面白かった。


劇団乱れ桜は2012年に旗揚げし、
この公演は6回目の公演。
舞嶽44景に参加したメンバーが多いので、顔見知りがチラホラ。

今回は3本のコント公演。全てオリジナル脚本。
総勢21人が出演。

 峇違い告白」
男子高校生が演劇部の女性部長に文化祭で告白しようと計画。
友人に告白の予行演習を頼んでいたところをBL好きのギャルに目撃されてしまい。。
勘違いが増殖していくドタバタ劇。

◆嵬兪曠董璽泪僉璽」
オタク風の男がギャルとイチャイチャ、冴えないOLがイケメンにデレデレ。
お水のマネージャー風の男が出てきて、全てお客の特殊な願望を叶える風俗店のサービスプレイだと分かる。
話はどんどん飛躍していき。。


「物々相談」
一人暮らしの男はデートを前にして部屋にある無生物に助言を求める。
座布団、耳かき、ガムテープ、定規達は各々勝手なアドヴァイスを始めるのだが。。


ゞ眸吋ャルの演技が楽しかった。
▲泪諭璽献磧写鬟襦璽咼奪キューブの半田慈登、眼に力があり好演。
オチが鮮やか。

私が観た回はお客さんの反応はイマイチだったが、千秋楽のステージは大盛り上がりだったようだ。
お客さんの反応で役者ものっていき、相乗作用で良い回が生まれる。ステージにバラつきが出る。
ここら辺はコント公演の難しいところ。

役者達はラフに楽しんで演じていて、観ていて気持ちよかった。

劇団ミネット「夢幻泡影」

カテゴリ : 
レビュー » 演劇
執筆 : 
イチロウ 2018-7-26 22:33
ミネット 「夢幻影泡」

精力的に活動している劇団ミネットの番外公演。第7回目の公演である。
今回は4幕もの、「夢」「幻」「影」「泡」各一幕を4人の女優がほぼ一人で演じる。
「夢」と「泡」の演出は座長のひとみが、脚本は団員の七兎璃緒が担当、
「幻」と「影」の演出は団員の璃緒が、脚本はひとみが行うという実験的な対称的構成。
男1人女3人の高校生が各話の主人公で、
4つの作品が繋がって一つの大きな物語が浮かび上がる。 

「夢」
璃緒が演じる黒髪のお嬢様、毎夜悪夢にうなされる。
夢から醒めてもまだ夢の中。
夢の舞台である海を彷徨う。

「幻」
八重樫りんが演じる妄想癖がある少女は、クラスでは浮いた存在の子
ある日同級生の策略で彼女は海水浴に誘われレイプされる。
彼女は転校するが、自分の幸せよりも他人の不幸を望む性格になる。

「影」
真桜が演じるダンス好きなボーイッシュな少女。
船旅中ボーイフレンドを寝取った友人が目の前で溺れるのを見殺しに。
一言「ざまあみろ」

「泡」
ひとみが演じる男子高校生。
彼の天真爛漫さがすべての悲劇の発端になっていた。


前身の劇団Dreamerからひとみ主宰の公演は何本か観ているが、
女性特有の残酷さは、今回際立っていた。特に今まで無かったセクシャルな描写があった。
パッと見は綺麗で可愛いが、裏側は怖くて残酷な昔話の世界。

演出的には、一人芝居の難しさを改めて感じた。
モノローグ中心で動きが少なく、
全幕「叫ぶ」シーンが多いのだが、表出のパターンが似通っていて、単調に感じた。
所々に挿入されたタイトルを小道具化させる演出は心憎かった。

空間を感じさせる不穏な照明は素晴らしかった。

次回、劇団ミネットは年末12/14〜16に第七回本公演「巡り唄」を打つ。
今度も期待したい。

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